子どもの絵には発達段階がある
発達段階とは
つい最近、子どもの絵には発達段階なるものがあることを知りました。
いつの間にか人やら物っぽいものを描くようになったなーと思っていたけれど、割とどの子も同じような成長を経て絵を描いていくらしいよ
発達段階とは
・発達に伴う子ども達の絵の変化を、年齢と段階によってわかりやすく示したもの
・子ども達の絵は知能と心の発達に伴い、表現が変わっていく
・年齢順に見ていくと発達には順序があり、多少の早さ遅さの違いはあるが、基本的にほぼ同じ発達の道筋をたどっていく
子どもの絵の発達段階
描くこと自体が楽しい時期
クレヨンなどを握ったままの状態でグルグルとなぐり書きをする。
感情や意識表現をする訳ではなく、線や色がつくことが楽しいため描くようになる。
形が描けるようになる時期
意思を持った線や曲線、円形を描くようになる。
自分の描いたものに名前をつける時期
自身が描いた線の塊や円形を指してものの名前を答えるが、描いた後で何を描いたのか、自分の経験から連想して答える。
特に三角形や四角形、縁系などの記号が象徴的に表れるようになる。
自分の知っているものを描く時期
記憶力や思考力が発達し、自部の知っていることや体験したことを表現しようする。
商品のカタログが並んでいるように、描かれた物同士が全く関係がなく、大小関係・因果関係・つり合いなどを考慮せずに描く。
空間認識が生まれる時期
空間認識能力が生まれ、地面のベースラインや家、木、花などを適切に配置して描くようになる。
自分を取り巻く周囲との関係や状況を理解する時期であり、客観的な視点ではなく、自分を中心とした絵を描く。
写実の能力が身につく時期
立体的な表現が出来るようになり、地平線や水平線を意識した絵を描くようになる。
見えた通りに描くことができるようになり、写実に興味を持ち始める。
みこっぴは3歳8か月なので、象徴期とカタログ期に該当する感じね
子どもの絵の発達段階を知って、みこっぴが描いている絵の意味が分かり納得することがいくつもありました。
例えば、せっかく上手に描けたのに線を重ねてぐちゃぐちゃにする理由は、こどもには「絵を完成させる」という概念がないから。「りんご」って言っているのに水色で塗られている理由は、描いた後に考えるから。
私もまだまだ勉強が必要だと感じたよ。「知っている」と正しい声掛けができるからね
それぞれの発達段階の時期に、どのように声をかけたらいいのか、また絵を見て何を言わない方がいいのか、具体的な指針があるそうなので、今後勉強していきたいと思います!
象徴期とカタログ期の3歳8か月のみこっぴの絵
今日、みこっぴが描いた絵を紹介するよ。お絵かきが大好きなので、毎日大量の作品を作り出してくれるよー
木(カタログ期)
これは何?
「みどり」と「くろいせん」だよ。
あっ!「き」だ!
カタログ期らしい絵ですね。何を描いたのかを説明しているうちに、これは「木」のようだと気づいたようです。
りんご(カタログ期)と三角形(象徴期)
「りんご」と「さんかく」かけたよ!
りんごと三角形を最初から意識してそれっぽく描いたようです。こちらが何か尋ねる前に、何を描いたのか教えてくれました。三角形の色塗りが独特です。
タイトルなし
何を描いたの?
わからない
適当に描いていたら、逆にそれっぽくなった感じの絵ですね。本人も分からないらしく、私も分かりませんでした。
ボール(象徴期)
ママ、これボールだよ
最初から意識してボールを描いたらしいです。確かに家のおもちゃ箱に入っているボールは「青色」です。ボールの枠からはみ出さすに色塗りが出来ているのが良いと思います。
これからの絵にも注目!?
今回はそれっぽい絵を紹介しましたが、毎日大量に描かれる絵には、まだ意味のないものもたくさんあります。まだまだ絵は成長の途中なので、これからも定期的にみこっぴの絵を紹介していきます。
ちょっとトイレに入っている隙に、壁に描かれてしまいました…。
まだ描いて「良い場所」と「悪い場所」の区別がついていないみこっぴ。注意をしましたが、あまり意味が分かっていないようでした。
賃貸なので、本当にやめて欲しい…
かおかおも絵を描きたい欲が少しずつ出ているらしく、よくみこっぴの色鉛筆やクレヨンを取ってしまうので、二人への監視が必須です!!
3歳8か月のみこっぴのひらがなは?どれくらい書けるの?
今日、みこっぴが書いたひらがなを紹介するよ
『おばけなんてないさ』
「おばけなんてないさ」の絵本の表紙を見ながら書きました。こちらが促したわけではなく、気づいたら書いていました。
ひらがなあれこれ
「おばけなんてないさ」の後に何やら練習をしていたらしき、ひらがなたち。カラフルですね。
ひらがなの成長は?
ひらがなは毎日、紙ベースでなぞりがきをして練習をしています。最低1枚はやり、後は本人がやりたいと言ったら追加を渡す感じです。自分の名前、「い」「し」などの簡単なひらがなは書くことができます。
ひらがななどの文字の成長も今度、記事を書く予定です!
子どもの成長は本当に早いですね。毎日見ている「絵」や「ひらがな」ですら、毎日少しずつ成長している。見ていて本当に飽きないです。
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