前回、マシュマロテストとはどんなものかという記事を書きました。
記事内でも書きましたが、マシュマロテストでマシュマロを我慢できた子供たちは、裕福な家庭環境にあり、自制心の程度は3歳までの家庭の年収と環境に依存して決まる、と割とシビアな感じ。
しかしあくまでも傾向なだけで、実際にみこっぴにマシュマロテストをしてもらうとどうなるのだろう…と気になったので、今回は4歳になったばかりのみこっぴにマシュマロテストをしてみました。
マシュマロテストは、裕福な家庭環境が有利!?
まずマシュマロテストをするにあたって、我が家の家庭環境を説明します。
キーウィ家の家庭環境
家族構成:父(会社員)、母(専業主婦)、みこっぴ(4歳0か月の女の子)、かおかお(1歳の男の子)
世帯年収:300万以下
居住地:地方の田舎
4人家族で世帯年収が300万以下は、世帯主が30代の平均年収614万8000円と比較すると明らかに低いです。
一般的に年収が低い場合共働きをしている家庭が多いと思いますが、我が家では教育方針として私が子どもたちと向き合う時間を長くとるために、ギリギリの生活を覚悟して専業主婦をしています。
我が家の教育方針に関しては、長くなるので後日別に記事を書こうと思います。
実際にはマシュマロテストには参加していませんが、娘が被験者として参加する場合、我が家は貧しい家庭に分類されます。
マシュマロテストに挑戦した条件は?
マシュマロテストをした場所
実際の実験では、被験者の子どもは気が散るようなものがない机と椅子だけの部屋に通され、椅子に座るように言われています。
我が家では、そのような場所を用意できないので、寝室に机と椅子を持っていきました。
寝室には、布団、時計、タンスなどがあるだけでおもちゃは一切ない状態にしました。
マシュマロテストで使ったお菓子
実際の実験ではマシュマロを使っていますが、急にマシュマロテストをしようと思い立ったためマシュマロを用意しておらず、「ハキラ」を使いました。
マシュマロテストを行った時間帯
おやつの時間帯である3時台に行いました。
昼食は12時に済ませており、空腹でも満腹でもない何か食べたいと思う時間帯を選びました。
4歳の娘がマシュマロテストに挑戦!
マシュマロテストの準備
寝室に机と椅子を持っていき、机の上にハキラが一つ乗ったお皿を用意
なになに?なにかするの??
今から、マシュマロテストをします!
はーい!するー!
時計の長い針が8(15:40)になるまで、ハキラを食べなかったらもう一つあげるから二つになるよ。
食べたら一つだけだよ。
ママとかおかおはリビングに行くから、一人で頑張れる?
やるー!
それじゃ、椅子に座ってください。
長い針が8までだからね。
はじめ!
またねー
私と弟(かおかお)は、みこっぴが椅子に座ったのを確認し退出しました。
新しい遊びだと思ったのか、やる気もありすんなりと始められました。
マシュマロテスト中の15分間、みこっぴの様子は?
リビングに移動後、寝室からの音を確認するため、かおかおに授乳をして時計を意識していました。
かおかおを静かにさせるには、授乳が一番!
リビングに移動後すぐ、ガタガタと寝室から音がしました。
たぶん、机を動かしていたのだと思います。
急に静かになりました。
何をしているのか分からず、寝室から出てこないか心配でした。
歌を歌い始めました。
最近のお気に入りの「ツバメ」を大きな声で歌っていました。
「ママー!」と呼ぶ声。
終了時刻になっても私を呼んだだけで、寝室に行くと座って待っていました。
みこっぴのマシュマロテストの結果は?
ママー!8になったよー!
たべてないよー
お皿のハキラを確認するとちゃんとある。
すごいね、みこっぴ!
食べなかったんだ!
おねえちゃんだから、がまんできたのよ
そっかー。お姉ちゃんはすごいね。
ママがいなくて寂しかった?
うん。
ツバメをうたってまってたのよ
そうか。えらかったみこっぴに、約束のハキラをもう一つあげるよ!
やったー!
もうたべてもいいの?
いいよ
ハキラを食べ終わったみこっぴから一言。
…これがマシュマロテストか…
あしたもやりたい!
4歳の娘はマシュマロテストに成功し、その経験をすぐに活かし、明日も同じようにマシュマロテストをしたいと要求してきました。
娘は我慢すれば良い事がある(報酬)ことを学び、今までの私(母親)との信頼関係を加味し、明日も同じ事をすれば報酬を手に入れられると理解しました。
マシュマロテストに対しての見解
マシュマロテストでマシュマロを我慢できた子供たちは、裕福な家庭環境にあり、自制心の程度は3歳までの家庭の年収と環境に依存して決まるという結果でした。
しかし今回の娘の成功を目の当たりにして、
たとえ経済的に貧しい状態になったとしても、教育には時間を割いた方が良い。
という我が家の教育理念は間違っていなかったと実感しました。
マシュマロテストの被験者としては貧しい家庭に分類するにも関わらず、娘はマシュマロテストを成功させました。
お金≦時間
裕福な家庭は経済的に余裕があるために、結果として子どもと向き合う時間があり質の良い教育が出来るのだと思います。
我が家の場合、経済的な余裕を求めるのであれば共働きする必要があり、子どもと向き合う時間を優先したため共働きの選択肢は取りませんでした。
今後も子どもたちとの時間を優先し、その上で教育をしていきます。
Next Report…?
今後の記事で…
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